2010年スクール

イメージ画像  昨今の木造住宅を見ると、安く、早くという経済的合理性ばかりが重視され、木の性質をよく知らないユーザーからのクレームを避けるために、本来の木の家の良さを活かせていない家づくりが多くなっています。本講座は、木の長所、短所を正しく理解し、きちんと伝えていくことで、一棟でも多くの本物の木造住宅が建ち、その結果日本の山とまちが環境的にも経済的にも健全に循環してゆくことを目的としています。

 時代や社会との関わりを考えながら、木造住宅を基礎から一緒に学んでいきましょう。

 今年度は、本物の木の家に長く住み継ぐことを基本テーマに据え、「目利き」、「長持ち」、「快適さ」と「健康」、「都市」、「山の元気」、「ヤマベの木構造」といったキーワードで各講座を構成しています。詳しくは、下記の講座内容をご覧ください。


pdfIconパンフレット(4510KB pdf)

※本講座は建築士会のCPD認定プログラムです(9月1日現在、申請中)。CPDとは建築士の研修等の能力開発の実績を証明する制度で、日本建築士会が運営しています。近山スクール東京の講座でCPD単位が取得できますので、CPDに参加している方はぜひ申請してください。 CPD制度の詳細については日本建築士会連合会のホームページをご覧ください。



募集要項


日時: 2010年10月9日〜2011年3月11日(全6回・土曜日)13:00〜17:00
会場: 芝浦工業大学豊洲キャンパス・教室棟
受講対象: 本物の木の家を建てたい方、木造住宅の設計または施工に携わりたい方、学生、その他木造住宅に関心のある一般の方。
定員: 60名(受付順)
受講費: 一般30,000円、学生20,000円
過去に受講したことのある方は各回を選択して受講できます。(1回6000円)
申込方法:
当ホームページの申込みフォームからお申込みください。 Faxまたは郵送でもお申込みできます。用紙を事務局までご請求ください。用紙のダウンロードはこちら(pdf)
お支払い方法: 銀行振込み
お問合わせ: 近山スクール東京事務局 TEL:080-5542-9054 FAX:03-6322-1253


終了しました
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講座内容


10月9日(土) 現代木造住宅の問題と「目利き」の方法 蟹沢宏剛 (芝浦工業大学 教授)
大河原章吉(フォレスト西川理事長)
今、「本物」をつくるには「目利き」の能力が求められます。良い材料はなぜ良いのか、有能な職人はなぜ有能なのかを知る。 そして、それを実際の家づくりに活かすことが「本物」の木の家をつくる第一歩です。 この講義では、現代の木造住宅の問題に関連して、様々な視点から「目利き」すなわち本物の見分け方を学びます。
11月13日(土) トラブルから学ぶ「長持ち」する家の基本 篠塚重夫 (住宅保証機構 保証審査部長)
近江戸征介(建築事務所 徒 代表)
住宅におきるトラブルは多様です。 その原因を探っていくと、水対策、空気の流れ、温度差等の基本事項の理解不足が見受けられます。 この講義では実際に起きた木造住宅のトラブル事例を紹介しながら、長持ちする家の基本と、設計・施工時にできる対策について学びます。
12月11日(土) 感じられる「快適さ」と「健康」な室内環境 岩前 篤(近畿大学 教授)
宇野勇治(愛知産業大学 准教授)
昔から、快適な建築環境の中で生活したいという願いは変わりません。 しかし、かつての「住まいは夏を旨とすべし」の家づくりから、現代の家づくりは大きく変化してきています。 高断熱、高気密化住宅、エアコン病、都市部のヒートアイランド現象など、今までには存在しなかった現象がおきています。 そこで、いま一度、現在の建築環境について学び、「快適さ」、さらには「健康」とは何かについて考え直してみたいと思います。
1月15日(土) 「都市」のなかの木の家づくり 安井 昇 (桜設計集団 代表)
岸本 耕(吉川の鯰)
建築に関わる法律や制度の根底には「木は燃えるから危険であり、都市部の建築には不向き」という前提があります。そのため、都市部で「本物の木の家」をつくることのハードルは高く容易なことではありません。この講義では、その困難を正面から乗り越え、都市部で木の家をつくっている実務家を講師に迎え、防火の基本と、設計・施工について実践的に学びます。
2月5日(土) 「山の元気」とまちの木の家 赤堀楠雄(林材ジャーナリスト)
牧 大輔((株)トビムシ 取締役)
山側が元気で良い木の生産を維持できなければ、良い木の家をつくることはできません。 しかし、今、山からはどんどん人がいなくなり、山と街の循環は大変な危機に瀕しています。 この講義では、山側あるいは山と街の間に立って山の経営や未来に向けた問題解決に実践的に携わるお二人を講師に迎え、広い視点から木のことを考えて行きたいと思います。
3月12日(土) 実例に学ぶ「ヤマベの木構造」 山辺豊彦 (山辺構造設計事務所 代表)
丈夫な木の家をつくるには、「作法」ともいうべき基本があります。 ここでは木造住宅の軸組みや木の組み方に関する基本的な考え方を知り、例題によって演習を行いながら理解を深めます。 演習ではちょっとした配慮で、より良い架構ができるようになることを学んでいただきたいと思います。 pdfIcon演習問題(pdf)


会場

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芝浦工業大学豊洲キャンパス
〒135-8548 東京都江東区豊洲3−7−5


◆ 有楽町線豊洲駅下車、1aまたは3番出口から徒歩7分
◆ JR京葉線越中島駅下車、2番出口から徒歩15分


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