理念

近くの山の木で家をつくる


 日本の山には、植林された人工林が緑豊かに育っています。外国の輸入に頼らなくても近くの山の木で、家をつくることは十分に可能です。木は化石燃料とは違い再生可能な資源です。近山スクールは地球温暖化を少しでも抑さえ、持続可能な社会のため、木の家をつくる運動を広げていきます。

もう一度、木造の良さを見直したい


 4〜50年前までは、家づくりはもっと身近な存在でした。町で見る大工の姿は珍しいものではありませんでした。家づくりが変わりはじめたのは木に替わり新建材が、大工による手刻みがプレカットや電動工具に替わったころからでした。
 戦後の日本では木造住宅が軽んじられた時期がありました。確かにその間は、木造の防火や強度などの実験や研究をする機関も無く、教育の現場からも退けられていました。
 ところが山の危機、シックハウスによる健康の危機、そして環境の危機が問題になり、ここ20年位前頃から木造を見直そうという流れが、大きくなってきました。近山(近くの山の木で家をつくる)の運動もこの流れの中でできてきました。

古いのではなく、新しい木の家づくり


 木造は伝統とか名人芸でなく、一般化していかなければならないと考えています。木の長所、短所も科学的データに裏付けられ、防火、耐震対策の技術も進み、木の可能性は日々新しくなっています。
 工務店、設計者、学生、一般の方々の間に、木の家づくりへの関心が高まっています。近山スクール東京では、木のこと、森のこと、林業など山のことを知り、木造住宅の基本をしっかりと身につけ、森林国・日本に受け継がれてきた木と付き合う知恵と、現代の科学技術が溶け合った、新しい木造を学ぶ講座を2005年より毎年行っています。


運営委員


近山スクール東京は次の委員によって運営されています。(五十音順)

植久哲男 雑誌「住宅建築」 顧問
大河原章吉 協同組合フォレスト西川 理事長
大河原木材株式会社 専務
蟹澤宏剛 芝浦工業大学 准教授
直井徹男 直井建築工房 エコロジーライフ花 代表
長谷川敬 長谷川敬アトリエ 代表
平山友子 ライター
山辺豊彦 山辺構造設計事務所 所長
北島翠 事務局


Midori Kitajima