丹呉明恭


丹呉明恭 Akiyasu Tango

丹呉明恭建築設計事務所 代表
大工塾 事務局

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大工塾
丹呉明恭建築設計事務所
大工塾の講座にて

年度 講座名
2007年 大工と考える木造住宅の作り方

はじめは、なぜ木を使うのか?という問いから


丹呉さんの設計事務所の図面は、未だにトレシングペーパーに手書きで、それもT定規を使っています。1979年から7年間師事した小川行夫さんが言われた“図面が上手くなれば、造るものが上手くなる”という一言を信じているようにも見えます。が、上手くなるというのは、木という素材の性質や、寸法の意味や、ディテールを知ることでもあります。丹呉さんは、なぜ木を使うのか、という問い掛けを28年間続けています。どうも、知ることは、手で描くこと=自分で確認する以外にないと考えているようです。

山とまちをつなぐネットワークへ:山を知り木を知ることになる


1990年に秋田杉の産地である二ツ井町と、モクネットという木をまちにつなぐネットワークの創設に参加し、山に負担をかけないように住宅をつくるために、杉材の規格寸法のルールと仕様も決めました。この頃は乾燥した国産並材は市場になかったのですから、自前で活動しなくては手に入らなかったのです。

大工塾へ:構造学に裏打ちされて解りやすく現場で使える技術



1993年に山辺さんと木構造勉強会を始め、1998年からの大工塾へと続いています。山辺さん、丹呉さんと、その回りに集まった大工達は、構造学に裏打ちされて解りやすく、現場で使える技術を目指して、加力試験を繰り返しています。今まで伝統型構法の中で伝えられてきた伝説に近い技術や勘でなく、それまで培われてきた大工の技術で安心できるフレームをつくりたいと考えているからです。構造、設計、大工の三者が協力し合い、新しい発見が集まってきました。9年間に巣立った大工塾の若い野武士のような大工たちは、丹呉式の渡りアゴ構法を進化させるエンジンであるかのようです。


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Midori Kitajima