清水慶吉


清水慶吉 Keikichi Shimizu

西川材でつくる木組みの家
有限会社シミズ工務店 代表

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有限会社シミズ工務店

年度 講座名
2007年 フィールドツアー in 飯能

1943年、岩手県の鯨、マグロなどの船団元の次男として生まれました。 岩手の棟梁のもとで大工をはじめ神社仏閣を手がけました。その後、屋大工を志し、7〜8人の若い衆を連れて全国を回りましたが、27歳のとき飯能にとどまることに決めました。理由は西川材という良材を産出していたからで、以来飯能に工務店を構え、仕事があれば全国何処へでも出かけたりして、棟梁歴は47年です。

いま、若い人たちに伝えたいメッセージ


子供が事件を起こす、親が事件を起こす、家の中に何か原因があるのではないかと思う。  赤ちゃんが家の中で生まれると、昔なら五官(感)、六官(感)を働かせて成長していった。しかし、最近では真空の家に生活していて、24時間機械換気しなければならない家の構造になっている。これでは細胞が殺されてしまうのではないか。窒息状態の家を、環境を何とかして元のように取り戻したい。

棟梁としての生き方を伝えたい


清水棟梁は言います。若い人に教えられること、それは「基本」だけ。あとは自分の力で一歩超えられればいいのです。自分の力で挑戦するのです。
清水棟梁が木組みの家にこだわって生きてきたのも、伝統をただかたくなに守るだけでなく、自身で改良を加え、現代に生かしてきたからです。たとえば、昨年の講座でも、杉の車知栓継ぎの場合、杉は弱いから樫の込栓で継ぎ、雇い実矧でやるなど木をよく見て工夫していることが紹介されていました。

そんな時、清水棟梁は日本大学芸術学部の深谷教授と出会い、棟梁一人で叫んでいても精々2〜3人に伝わったら良い方だ。深谷教授の力を借りれば、若い人の50人、100人に伝える手段を持つことができる。深谷教授も清水棟梁の生き方に共感しました。そして清水棟梁は学生を1年間預かり、確認申請、墨つけ、切り込み、仮組、上棟式、竣工式まで一軒の家造りについて教えました。学生のつくった5分の1の模型は、卒業制作として大学からは賞が与えられました。フィールドツアーin飯能では棟梁としての生き様を語ってもらいます。


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Midori Kitajima