持井貞城


持井貞城 Sadashiro Mochii
持井工務店 代表取締役

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持井工務店

年度 講座名
2008年 手仕事で真価を発揮する地域工務店

新境地を拓いた大工棟梁の三代目


 持井工務店は千葉県船橋市の地域密着型工務店です。社長の持井貞城さんは、大工棟梁の三代目として、高校を卒業した昭和43年からお父さんの下で大工修業を始めました。その頃、持井工務店は法人化。大工棟梁から工務店へと舵を切りました。若き日の持井さんは、自ら建築士資格を取得し、設計者との協働に力を入れていきました。建築家・高須賀晋氏との出会いにより、木の家の美しさに改めて気づいたといいます。

大工を自社で育成


 それでも、設計者の黒子として終わることはありませんでした。持井工務店は、施工技術という「手」と、自らの特色を打ち出していく「頭」と、木の家に対する「思い」を兼ね備えた工務店といえるでしょう。
 昭和60年に社長となった持井さんは、自ら大工道具を持つことはなくなりましたが、以前にも増して若手大工見習いを積極的に採用、自社で育成するようになりました。現在は6人の棟梁がいて、1人の棟梁に若手大工が3〜4人付いて手元をしながら、道具の手入れから匠の技まで手仕事を学んでいます。

温故知新の姿勢で気持ちのいい家をつくる


 現在、持井工務店では自社設計を中心に、木組みを現しにした家をつくっています。構造材は杉や檜、青森ヒバなどの国産材。広葉樹など多種多様な木のストックも持っています。これらの木は、できるだけ自分たちの眼で見て仕入れた、産地がわかるものです。ストックの中から化粧の柱や家具用に珍しい材を提供し、建主に喜ばれています。
 また、持井さんは居住性能を高める新しい技術の導入も積極的に行ってきました。たとえば、耐震補強のためにラス下地を斜めに張ったり、壁内結露対策のために外張り断熱工法を採用したりしています。職人技とテクノロジーが無理なく融合した工務店です。


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