原薫


原薫 Kaoru Hara

柳沢林業(長野県松本市)で素材生産に従事
猟師



年度 講座名
2007年 山の仕事と山の恵み・くらし


原薫さんは、2006年の近山スクール東京の講座に参加していました。素材生産者として山で働いているとのこと。とても興味引かれる女性でした。8月から、松本の山、村有林(現在は町村合併で財産区有林)でカラマツの間伐が始まるというのを聞いて取材に行ってきました。近山スクール東京ニュースNo.10を参照してください。


山に生きることを選んだ女性



神奈川県の市街地で育ち、環境問題に興味を持ち、筑波大学の農業科学科を専攻しました。卒業後教員の勉強中、ふと、手に取った木挽き職人の手記は原さんの進路を決定付けてしまいました。在学中に訪れた静岡県の演習林は、原さんに漠然と山の暮らしへの憧れを抱かせました。その手記を読んで、いてもたってもいられなく、再度演習林を訪ね地元森林組合に職を得てしまいました。はじめ事務の仕事から現場にかかわる伐採や集材の持ち場を得て「職人」としての知識と実践を積んできました。かれこれ10年になります。山に暮らす先達から教えを請い師と呼べる人と出会うこともできました。古老たちの山の生活の知恵に感銘を受けました。「荒れた日本の山に手を入れる」という信念の元に後継者養成の島崎山林研修所(長野県伊那市)にも身をおき、林業に必要な機械の免許も取得しました。山への強い想いとから、現場と行政のギャップや矛盾も感じたといいます。今では柳沢林業で男性陣に交じり素材生産に精を出しています。
カラマツ間伐中の原さんは、水を得た魚のごとく山の暮らし、山で働くことに生き生きとしていました。原さんは杣としてだけでなく猟師も生活の一部です。
 そんな原さんが山で感じたこと、山と川下を結ぶ木の家づくりに、どんな展開を模索しているのでしょうか。



イラスト:柳沢林業の仲間の皆さんと(原さんは中央)
雑誌/林業新知識6月号より


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