アドバンスト・コース2009
今年は、住宅にまつわる法制度の大きな変化、中でも瑕疵担保履行法や4号特例の見直しにより、木の家つくりに携わる人に何が求められているのかに焦点をあて、実務者を対象とした集中講座、アドバンスト・コースを芝浦工大蟹澤研究室との合同勉強会として開設しました。
- 第1回 2009年6月13日(土) (終了)「木造住宅に求められる構造設計」 山辺豊彦
- 第2回 2009年8月 1日(土) (終了)「瑕疵の実態とそれに対応する新法の考え方」 篠塚重夫
- 第3回 2009年9月26日(土) (中止)「サステイナブル・ハウジング」 秋元孝之
- 第4回 2010年2月6日(土) (終了)「木造住宅に求められる構造設計<続編>」 山辺豊彦
本講座に関するお問い合わせは近山スクール東京事務局までお願いします。
2009年6月13日(土)
「木造住宅に求められる構造設計」
〜 法改正の今だからこそ知っておきたい、木構造の設計実務の急所 〜
本講座は終了いたしました。多数の方々のご参加ありがとうございました。
瑕疵担保履行法や4号特例の見直しにより、木造住宅の設計は設計図書の充実が最優先される時代となります。そのためには、設計者が一貫性のある設計を進めていくことが重要です。
4月28日にエクスナレッジより発売された「ヤマベの木構造」は、基礎から上部構造まで、設計者が建物の安全性をひととおり検証し、根拠に基づいた設計図書を作成できることを目的としています。今回の講座ではこれをテキストとして、木造の構造設計のポイントを実践的に解説します。 また、参加者からの質問を事前に受け付けるQ&Aコーナーで実務での悩みを取り上げます。 (CPD4単位)
講師:山辺豊彦(講座内容)
◆ テキスト「ヤマベの木構造」のポイント解説
- 木材の特性
- 建物に作用する力の種類とその流れ
- 軸組、耐力壁、床組、小屋組、接合部の役割
- 地盤データの読み方と適切な基礎の設計
- 木造の架構計画と構造計画など
◆ 木構造Q&A
木造の構造について日ごろ実務でお困りのことや疑問に感じている点などございましたら、事務局までどんどんお送りください。当日山辺講師より解説させていただきます。
当日、講師を務める山辺豊彦氏の著作「ヤマベの木構造(エクスナレッジムック)」を2割引で販売いたしますので、購入を希望される方は申込時に「本購入希望」とお書き添えください。
- ◆ 日時
- 2009年6月13日(土) 13:00〜17:00
- ◆ 場所
- 芝浦工大豊洲キャンパス401教室(1階にコンビニのある建物(交流棟)の4階です)
- ◆ 受講料
- 10,000円(当日受付でお支払ください)
- ◆ 申込
- 終了いたしました。多数の方々のご参加ありがとうございました。
2009年8月1日(土)
「瑕疵の実態とそれに対応する新法の考え方」
〜木造住宅の不具合を未然に防ぐための実務者向け講座〜
本講座は終了いたしました。多数の方々のご参加ありがとうございました。
講師を務めていただく篠塚氏は、保証機構の保証審査部長として瑕疵担保履行法の保険事由となる住宅の瑕疵や不具合の調査にあたることを通して、雨漏り、結露、構造の安全性などの事故原因に関する豊富な事例を収集しておられます。
本講座では、こうした事例のなかから実際に起きている瑕疵の実態を紹介し、それらが新法でどのように扱われるのか、また現場で心がけるべき施工方法について具体的に解説します。
(CPD4単位)
参考情報
次のグラフは住宅リフォーム・紛争処理支援センターに寄せられた戸建住宅の不具合の状況です。戸建住宅では「雨漏り」と「ひび割れ」が大差をつけて上位2つを占めています。

- 瑕疵担保資力確保制度のはなし
- 気密・断熱にともなう雨もれ被害や不同沈下などの不具合事象(事故事例)と
その防止策について
――― 注意すれば、高リスクの物件はある程度見分けがつけられる ―――
- 中野 忠
- プロフィール:保証審査部保証審査課長補佐、相談室課長補佐を兼任
経歴 業務(登録事務、システム管理)、企画(統計分析、新法対応) - 篠塚 重夫
- プロフィール:保証審査部長、相談室長を兼任
- ◆ 日時
- 2009年8月1日(土) 13:00〜17:00
- ◆ 場所
- 芝浦工大豊洲キャンパス502教室
- ◆ 受講料
- 10,000円(当日受付でお支払ください)
- ◆ 申込
- 終了いたしました。多数の方々のご参加ありがとうございました。
2009年9月26日(土)
「サステイナブル・ハウジング」
環境配慮型の住環境のデザイン・評価手法について
誠に申し訳ございませんが本講座は事務局の都合により中止となりました。お申込された方々ならびに講師の秋元先生には多大なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫びいたします。
自立循環型住宅は、住宅の居住時のエネルギー消費に起因する二酸化炭素排出量を半減させることの可能な住宅・設備機器技術のことです。この産官学の協同プロジェクトの成果を中心に、環境配慮型住宅の設計手法について説明します。
また、優良な住宅ストックを日本中に増やすことを目的とした環境総合性能評価システムであるCASBEE-すまい(戸建)による評価手法や、住宅の一次エネルギー消費量を算定し、省エネルギー性能を評価する方法を定めた、等を紹介します。
(CPD4単位)講師:秋元孝之(芝浦工業大学建築工学科教授、経産省:資源循環型住宅技術開発プロジェクト、国交省:自立循環型住宅開発委員会)
- ◆ 日時
- 2009年9月26日(土) 13:00〜17:00
- ◆ 場所
- 芝浦工大豊洲キャンパス305教室
- ◆ 受講料
- 10,000円(当日受付でお支払ください)
- ◆ 申込
- 事務局の都合により中止となりました。
2010年2月6日(土)
「木造住宅に求められる構造設計<続編>」
〜 法改正の今だからこそ知っておきたい、木構造の設計実務の急所 〜
本講座は終了いたしました。多数の方々のご参加ありがとうございました。
山辺豊彦氏を講師にお招きして今年の6月13日に開催された、実務者向け講座の続編を2010年2月6日13:00〜17:00 に開催致します。
瑕疵担保履行法や長期優良住宅、4号特例の見直しなど、木造住宅の設計は設計図書の充実が求められる時代となってきています。そのためには根拠のある設計を進めていくことが大切です。基礎から上部構造まで、建物の安全性をひととおり検証し、根拠に基づいた設計図書を作成するためのポイントを実践的に解説していただきます。
今回の講座では、前回に引き続き、先日発売された「ヤマベの木構造」をテキストに、テキスト後半の基本編・実践編のポイントを解説していただきます。
前回受講された方はもちろんのこと、現在開催中の近山スクール東京2009の本編を受講中の方も是非ご参加下さい。皆様と共に学び考え、良質な木の家づくりを進めていきたいと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。
- ◆ 日時
- 2010年2月6日(土) 13:00〜17:00
- ◆ 場所
- 芝浦工大豊洲キャンパス407教室
- ◆ 受講料
- ¥4,000(今年6月のアドバンストコースの受講者)
- ¥6,000(近山スクール2009受講者)
- ¥10,000(一般の方)
- (当日受付でお支払ください)
- ◆ テキスト
- ヤマベの木構造(エクスナレッジムック)
- 各自ご用意ください。なお当日2割引(¥3,000)で販売いたします。購入ご希望の方はお申込み時に「テキストの購入希望」とお書き添えください。
- ◆ 申込・問合せ
- 近山スクール東京事務局 03-5327-6145 tokyo.school@chikayama.com
- ◆ 備考
- 日本建築士会のCPD認定プログラムです。4単位。